「24時間戦えますか」
1988年に発売された「リゲイン」のCMキャッチコピーです。
24時間働こう!という意味ではなく、オフも楽しむためにはリゲインを飲んで元気に!というような意味が込められていたのだと思います。
私は、まだ幼いころにこのCMを見て、いまだに覚えているということは、印象深かったし、幼いながら好きな考え方だったんだと思います。
前向きで、力強く、活力にあふれたCMでした。
私も、時任三郎のように元気でバリバリ働く社会人になりたい!と思っていたの、、、かも(笑)
中体連9種目なくなる
日本中学校体育連盟(中体連)は、2027年度(令和9年度)以降、水泳や体操など9競技の全国大会を廃止することを発表しました。これは、少子化や教員の負担軽減を目的としています。
【廃止される競技】
水泳、ハンドボール、体操、新体操、ソフトボール男子、相撲、スキー、スケート、 アイスホッケー。
と、いうことです。少子化ももちろんあるけど。教員の負担軽減も、ある。教師って大変ですよね、やったことないけど。
でも、教師になったからには、部活動の指導もあるかもしれないなんてことは織り込み済みのはずで、なってみたら大変だから辞めたい。なんて、教育者として子供をどうやって指導していくんだろう??あ、指導できないから辞めるのか。
でもその問題を、働き方改革で「部活動を減らす!」(ゆくゆくは無くすのか?)で解決できるとは思えず。
教員という仕事の格を上げて、大変だけどやりがいがあってお金もたくさんもらえるという職業に変えていくことでは解決しないのでしょうか、、、。
働き方改革とは
【働き方改革の具体的な取り組み】
- 時間外労働の罰則付き上限規制
- 年5日の有給休暇取得義務化
- 勤務時間インターバル制度
- 産業医の機能と長時間労働者に対する面接指導等時間の強化
- 高度プロフェッショナル制度の創設
- フレックスタイム制の柔軟性拡大
- 同一労働・同一賃金の原則
- 月60時間以上の時間外労働に割増賃金率の引き上げ
【働き方改革の目的と背景】
- 生産性向上と労働参加率向上
- 人材不足が明らかな中、企業の持続的成長
- 女性や高齢者など多様な人材の活用
- 正規と非正規の格差是正
【働き方改革の課題】
- 具体性がないまま従業員に生産性の向上を押し付けてしまう
- 残業規制による従業員の収入減少
- 従業員のストレスの増加
- 業務負荷の偏り
- テレワーク導入により管理職による部下の管理や育成が難しく
で、子供達に与える影響(えぐい)
高度成長期に、「♪24時間戦えますか♪」を胸に、バリバリ働いて日本を押し上げてくれた世代が老いて、
その富を享受している我々は「働き方改革」「ホワイト企業」などと言われ、「残業は悪!」「休日を充実させて」「楽して稼いぐ」「ゆとり世代」「自分たちが生きているうちはなんとかなるさ」というマインド。
その下の子供世代は「24時間戦えますか」なんて考え方には触れたこともない。ふわふわした考え方の親世代に甘やかされて、守られて、学校も勉強も「無理しなくていいよ」「あなたらしく」「嫌なことや嫌な人からは全力で逃げろ」と、教えられている世代。
さて、日本人は誰がどうやって「稼げる国」「豊かな国」にしていくのでしょう。。。
子供の精神力と技術を育てる「部活」を縮小してしまって「大谷翔平」さんや「イチロー」さん「北島康介」さんのような、世界で活躍する日本人を輩出することができるのでしょうか。
TOYOTAやソフトバンクのような企業を作ることができるのでしょうか。
母だけでも
日本の事を憂いても、中体連を憂いても、私も私の子供も幸せにはなれません。
なので、私は私のできることを。
一生懸命働いて、長時間働いても楽しそうに、愚痴を言う時も他人のせいにするような文句を言わず、楽しく働きまくる母の背中を見せ続けていく。大人になっても勉強し、そして、趣味も子供との遊びも全力で楽しむ人生を見せていく。それが私にできる事。なんだな。
ほな!