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「やられて嫌なことはしない」という教育ではだいぶ足りない

子供をみていてこんな事ありませんか??

  • お友達に嫌なことを言われてモヤッとした
  • 兄弟、姉妹でわざと傷つくようなことを言い合って喧嘩している
  • やられたから、やりかえす
  • 強いひとに言いつける(告げ口)

ドラマでも「やられたらやりかえす!!」という事が正しいとされ、人気を博した物がありましたね。

漫画でもドラマでも、悪をやっつけているようでスカッとすると思います。

でも、現実世界で「やられたからやりかえす」でスカッとするでようか?本当の意味で心が晴れやかになりますか??

自分の子供が「お友達に嫌なこと言われたから、もっと嫌なこと言い返して傷つけてやった!」と胸を張っていたら、親として「よくやった!!」となりますか??

私は、なりません。「あぁ。同じ穴のムジナになってしまったのか、、、」と、かなりがっかりしますし、どうやったら正しい考え方を理解してあげられるのかと焦りますし、今までの教育を反省しまくります。

やられたらやり返して盛り上がってすっきるするのは、ドラマや漫画の中だけです。

私は嫌な言い方をされたり、へんな態度をとられたら、こうすることにしています。

思いっきり人格者になる

私が見つけ出した最強の対応策です。

どんなに嫌な対応をされても、どんなに嫌味を言われても、こちらは「最高の人格者」のような対応をし続けるのです。

はじめのうちは、モヤッとするかもしれないし、イライラさせられると思います。その、イライラを抑えまくって、誰が見ても”寛容で優しくて素晴らしい”対応を取り続けるのです。

横暴で嫌味な人というのは遅かれ早かれ噂になったり上司や先生の目に止まることになります。その時、相手がどんな対応をしたのかによっては”嫌な奴度合いの軽減”になりかねません。

具体的に言うと

嫌味な態度に嫌味な態度でかえしていたら、”両成敗”になりかねないということです。

A:「お前の家、貧乏なんだってな!」という誹謗中傷にたいして

B:「お前の家だってゴミ屋敷じゃないか!」と、応戦していたら

先生は「ふたりともお友達を傷つけているんだから、ふたりとも謝りなさい」と指導するでしょう。はじめにどっちがいいだしたのかで罪の重さを変えてはくれないでしょう。

しかしこれならどうでしょう。

A:「お前の家、貧乏なんだってな!」という誹謗中傷にたいして

B:「貧乏かどうかはよくわからないけど、家族なかよしだから楽しいよ^^」先生に怒られる可能性があるのは、A 一人だけです。(その場では怒られないかもしれませんが。)

周囲で聞いていたお友達も「Aは嫌な言い方したな。Bは怒らずにやさしいな」と感じるはずです。AとBには、人間関係で差がうまれるのは間違いないでしょう。Aが上質な友人を持つことはなかなか難しいかもしれません。漫画なら、別ですが。

大人になっても同じことです。

いつも嫌味な同僚に、はやり嫌味な言動で応戦している人は、周囲からみていたら同じ人種同士が争っているようにしかみえず、なにか揉め事が起こったときには両成敗となるでしょう。

嫌味な相手には「最高の人格者となる」事が必須です。

もちろんこちらも人間なので、つい応戦してしまう事もあると思います。それでもこの事を心に留めているのといないのとでは確実に対応が変わります。

参考:学校での出来事

娘が学校で怪我をしました。全治2ヶ月ほどのそこそこの怪我です。クラスメイトがじゃれ合っていて、近くにいた娘にぶつかってしまい、、、という流れで、じゃれ合っていたクラスメイトは2人いて一人はわざとお友達を押しているので、娘は被害者、わざとお友達を押した子が加害者 という明確な仕分けができていました。

校長、担任、親、本人がその日のうちにお見舞い金と菓子折りを持って挨拶にきました。車は見えないところに停めて、自宅に横付けしないように配慮もしていました。恐縮する思いもありつつも、「謝りに来られても怪我が早く治るわけじゃない」という気持ちも少なからずありました。

実際、娘はそれから数日、痛みで眠れず、私もそれをなだめながら徹夜。痛みで泣きじゃくる娘。習い事の発表会を欠席するしかなく、頑張った成果を発揮できず悔し泣きする娘。自分が悪いわけじゃないのがまた悔しい。という様子でした。

怪我したところが元通りになるのかも不安でした。

それでも、歯を食いしばって「怪我をした人より、させてしまった人のほうが心は痛い。自分が悪い、自分がいけない。と自分を責めてすごすし、親からも先生からも怒られいる。怪我をした人はみんなに心配してもらって優しくしてもらえる。だから、怪我をさせてしまった相手を気遣うことが大切」と教えました。

そして、怪我がほぼ治ったあと、相手のご両親宛に手紙を書きました。治った報告とお見舞いの御礼、、、みたいなやつです。

「学校での過ごし方をもっとちゃんと教育してほしい」という気持ちをぐっと抑えて”人格者”を気取りました。

子供もそれをみています。自分の親がクラスメイトの親をなじっているところをみたい子供はいません。子供を教育するのは親の役目ですから、相手の子供を叱るのは相手の親の役目です。履き違えてはいけないと自分を律しました。

イラッとしたら人格者になれ!!!!!!

よし、今日も頑張れる!!!

ほな☆

作成者: ラブリー

ドMの精神で、まずは受け入れることからはじめよう
コミュ力おばけになりました

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